(画像:入社2年目の鈴木さん)
ウフルでは、部門や開発経験を問わず全社員が生成AIを活用し、業務改善や新サービス開発のヒントを得ることを目的に「生成AIアイデアソン2025」を開催しました。
今回はそんな「生成AIアイデアソン2025」の企画・運営の中心メンバーとして活躍した入社2年目の鈴木さんにお話を伺いました。
(画像:Slackに続々と集まるアイデア)
90件近い多彩なアイデアが集まり、生成AIの可能性を改めて実感するイベントとなりました。
(画像:生成AIアイデアソン授賞式の様子)
4月1日に行われた授賞式では、役員が選ぶ役員賞、全社員の投票によって決まる全社大賞、AIが選出するAI賞の3部門の受賞が発表され、選出されたアイデアが表彰状・賞金とともに紹介されました。
歴史上の偉人と雑談できるエンタメ体験や、会議に参加する自分の“デジタルツイン”、家族やパートナーの機嫌を察知してすれ違いを防ぐコミュニケーション支援、歴史上の人物が社内問い合わせに対応してくれる情シスサービス、どんなときも褒め続けてくれる全肯定エージェントなど、多様なアイデアが受賞しました。
全社員の投票で決定され、皆が抱える“社内あるある”を解決し、共感を呼んだアイデアが選ばれました。
役員の経営視点と社会課題へのインパクトが高く評価されたアイデアが選ばれました。
- 認知症高齢者の不安に寄り添う「パーソナルストーリー再現AI」
- 実生活の課題を解決する「生活と仕事のタスク統合管理」
- 情報の分散を解消する「予定提案AI」
毎日AIが最新ニュースを自動配信する社内ラジオ番組「AIニュース」の司会“Joe”が特別ゲスト登壇し、AI目線で選んだアイデアが選出されました。
- 5位:社員の相談に寄り添う「やさしすぎるAI上司」
- 4位:提案書作成を支援する「生成AIを活用した提案書作成支援」
- 3位:孤独を癒す「賢い AI なんていらない、やさしいアヒルが欲しい」
- 2位:誰でも理解できる「生成AIで案件理解をスムーズにする」
- 1位:自己肯定感を高める「全肯定くん」
(画像:生成AIアイデアソン授賞式の様子)
オンライン参加者も多数見守る中、AI音声と司会がリアルタイムで掛け合う演出も行われ、生成AI活用の幅広さと社内の創造力を印象づける賑やかなセレモニーとなりました。
(画像:鈴木さんと一緒にアイデアソンを企画した先輩社員)
先輩たちが社内の何気ない雑談で「AIネタで何か楽しめることないかな?」という話を始めたのがきっかけでした。
僕もそこにまぜてもらい、どうせやるなら、みんなが参加できて、盛り上がれるイベントにしたいね、となりました。
盛り上げるには、皆にやる気になってもらうための賞金が必要で、役員に提案したところ「いいですねやりましょう!」となり、そこから本格的に動き出しました。
ウフルはエンジニアが約7割を占めています。
大半がエンジニアですが、今回は開発経験の有無にかかわらず、バックオフィスを含め誰でも気軽に参加してもらうことにこだわりました。
まずは、気軽にエントリーできるように、ウフルのコミュニケーションツールであるSlack上でエントリーから投票までを完結させるワークフローを構築し、ボタンひとつでアイデア投稿フォームが立ち上がり、そのまま投票までスムーズに行える仕組みを整えました。
ごく一部ですが、AIを触ったことがない社員がいた場合、そんな人たちもとりこぼさないよう、事務局では生成AIの基礎知識やメリット・デメリットをまとめた入門資料を配布しました。
また、エントリーするまでのアイデアのブレストや個別相談にも対応して、一人でも多くの社員の参加を促しました。
一部の社員の盛り上がりで終わらせないよう、エントリーを受け付けるたびに「現在のエントリー数は〇件です!」と進捗を随時表示し、皆が参加している実感を持てるようにしました。
一方で、投票までアイデアの内容は非公開とすることで、既存アイデアを見て萎縮することなく、全員が自由に発想できる環境を整えました。
どうすれば誰もが気軽に参加してくれるか、ハードルをさげるための手法を先輩たちと話し合い、エントリーまでの流れや細かいフローを調整しました。
授賞式ではAI音声とのリアルタイムで掛け合う演出に挑戦し、テキスト生成と音声合成を実現しました。
司会者である僕の呼びかけに合わせて、AIが反応するようプロンプト調整を重ねたことで、AIと司会者との自然なやり取りができ、授賞式の本番では会場の皆さんのリアクションに応じたアドリブも交えて大成功に終わりました。
また、AIがテーマの企画ということもあり、資料作成からワークフロー設計、授賞式の台本、AI審査員の設計に至るまで、Gemini や ChatGPT、Slack Apps、Gamma、Claude などAIをフル活用して挑みました。
アイデアソンに必要なドキュメントやスクリプトはほぼAIに生成してもらい、人手をかけずにスピーディに準備を進められたことはやりがいがありました。
当初は50件程度のエントリーを想定していましたが、最終的に90件近い応募が集まったときは本当に驚きました。業務効率化、コミュニケーション支援、エンタメ体験など、ここまでバラエティ豊かな発想が社内にあったことに驚きと達成感を感じました。
業務以外の生活に密着したアイデアや、ユーモアと実用性を兼ね備えたものもあり、とても刺激を受けました。
次は実装まで踏み込むハッカソン形式を考えています。
全社的に生成AIの楽しさを実感しつつ、実用性を重視して、本当に動くプロトタイプを生み出す場にしたいですね。今回得たノウハウを活かして、さらに盛り上げていきたいと思っています。
ウフルには、鈴木さんのように「やってみたい!」をすぐに形にできる環境があります。
あなたのアイデアや行動力をウフルで存分に発揮してみませんか?